Uthoff徴候
多発性硬化症の症状に「Uthoff徴候」があります。Uthoff徴候とは、体温の上昇で神経障害が悪化するという症状を言い、体温が低下することで症状を改善することができます。
Uthoff徴候の症状は、炎天下や入浴時など、体温が上昇することで視力が低下したり、四肢の筋力が低下したりするなどといったものがあげられます。Uthoff徴候の対処法としては、体温を上昇させないことです。炎天下や熱いお風呂は避けましょう。
Uthoff徴候は多発性硬化症の特徴的な症状と考えられています。多発性硬化症に見られる視神経障害、脊髄障害、脳障害などは、他のいろいろな疾患においてもよく表れる症状です。そのため、多発性硬化症であると診断を下すまでに、多くの検査と時間が必要となるのです。
Uthoff徴候が見られた場合、多発性硬化症である可能性は高くなるでしょう。Uthoff徴候は、検査で発見できる症状ではありません。神経内科における問診の際に、症状の説明を詳細に伝えることが、早期発見・早期治癒に大変重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
体温の上昇が神経障害を悪化させるという症状は、本人にしてみればわかりやすい症状と言えるでしょう。