多発性硬化症の経過

ほとんどの場合、急性に症状が発生します。症状は、病因により異なりますが、視神経障害による視力障害、脊髄障害による手足のしびれや間隔低下、大脳障害による顔のしびれや言語障害などがあげられます。視神経や脊髄の障害が比較的表れやすいといわれています。


多くの多発性硬化症が、再発と寛解を繰り返します。多発性硬化症には、決定的な治療薬が存在しませんので、再発の時期には症状を緩和させる療法を中心に行うことになります。寛解の時期には症状の発症を遅らせる療法を中心に行うことになります。


再発の時期の症状が軽いからと言って安心できません。再発と寛解を繰り返した後、進行性に増悪するケースもあります。そういったケースが10年後に表れることもあるのです。


多発性硬化症は、国の特定疾患に指定されていることから、完治しにくい疾患であることが予想されます。できるだけ症状の軽い段階で、最善の治療を施すことが進行性への増悪を防ぐ方法ではないでしょうか。症状が軽いほど、改善も早いのです。


多発性硬化症の経過に与える影響として、感染症、精神的ストレスなどが考えられています。できるだけ再発の時期を遅らせ、再発の症状を緩和するためにも、感染症や精神的ストレスは避けましょう。

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