治験(臨床試験)

わが国では、臨床試験が行われています。臨床試験とは、新薬の効果を、患者や健康な人に服用させて、試すことを言います。中でも厚生労働省に新薬として承認申請する場合を治験と言い、治療を兼ねた試験とされています。

人体への安全性と疾患に対する有効性を確認する目的で行われるものです。医療機関で行われる治験(臨床試験)をサポートする治験施設支援機関(SMO)があり、SMO協会に所属する治験施設支援機関は全国で60社あります。


治験施設支援機関には治験コーディネーター(CRC)が置かれ、医療機関に派遣される場合もあります。医師への情報提供や被験者への対応を行います。


多発性硬化症の治験もいくつか行われています。多発性硬化症に対して国内外でも承認を受けているアボネックス(インターフェロン・ベータ1a)は、多発性硬化症への有効性と安全性をより詳しく確認するため、製造販売後も引き続き治験が行われています。


その他にも国内外において治験中の成分はあるようです。使用経験なしの治験中の成分に関しては、有効である保証がありません。また、副作用の可能性が販売後の薬に比べ可能性が高いとされています。


しかし、有効な治療効果をいち早く受けることができる可能性もあるとして、治験を希望する患者さんもいらっしゃるようです。治験薬の効果と副作用をよく理解したうえで主治医や治験コーディネーターに相談する必要があります。

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