ステロイド内服療法
ステロイド内服療法は、急性期において有効な治療法とされています。急性期とは、頻繁に再発を繰り返し、短期間で症状が悪化していく時期を言います。
プレドニンは、多発性硬化症の急性期において効果的とされ、広く使用されている内服薬です。プレドニンを服用するにあたって注意すべきことは、症状の改善に伴い少しずつ減量していくということです。
プレドニンは副腎皮質ホルモンで、副腎皮質からのホルモン分泌を抑制する働きがあります。急にプレドニンの服用を止めてしまうと、ホルモン分泌が追いつかず、ホルモン不足を引き起こしてしまうからです。
プレドニンを減量したことで、一時的に多発性硬化症の症状が再発することもありますが、ホルモン不足により、別の症状が表れる可能性も大きいです。ホルモン不足が引き起こす症状には、全身倦怠感、脱力感、疲労感、頭痛、嘔吐、食欲不振、下痢、便秘などがあげられます。
多発性硬化症の症状改善に伴う内服薬の減量は、主治医の指示に従って、正確な減量を行わなければなりません。内服薬の減量によって表れた諸症状については、必ず主治医に伝えましょう。