血液検査・髄液検査

症状から多発性硬化症と疑われたら、血液検査や髄液検査が行われることになります。一般の血液検査で多発性硬化症の診断が下されることはありません。詳細な血液検査によって、血液中の抗アクアポリン4抗体の有無を確認することで、視神経脊髄型の多発性硬化症と診断されています。


髄液検査は、髄液と血清を等電点電気泳動法で泳動した後、IgGだけを銀染色するもので、オリゴクローナルバンドの有無により多発性硬化症を判断します。


多発性硬化症の場合、オリゴクローナルバンドの測定結果が7割から9割陽性反応を示しますが、1割から3割は陰性であること、他の神経疾患においても陽性反応を示すことから、髄液検査だけで多発性硬化症の診断を下すことはされていません。


また、視神経脊髄型の多発性硬化症の場合、オリゴクローナルバンドは通常陰性反応を示すとされているため、視神経脊髄型の多発性硬化症の診断に使用されることはありません。


多発性硬化症の診断は、血液検査や髄液検査の他に、MRI検査や問診などと合わせて下されることが多いようです。症状を的確に判断できるのは、患者さん本人です。診断の際には、主治医に症状を的確に伝えることが大変重要と言えるでしょう。

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